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イノセンス [映画]

(2004日)前作『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の続き。
2032年、公安9課の主人公バトーは、相棒だった少佐が3年前に前作で去り、
刑事だったトグサと組み、2人で専任捜査をすることになった。

択捉経済特区という国家主権が曖昧で、事実上の無法地帯に、
少女型愛玩用ガイノイド製造会社が指定暴力団「紅塵会」とも関係し、
表と裏の両世界に存在感を現していた。

「完全なハードウェアを装備した生命という幻想」を追求した人間だったが、
その予想される悲劇を生生しく描写する。

映画館で万人にウケるジブリ作品とは対極で、一部の人にしか評価されない。
映像美は圧倒的で教養哲学が散りばめられているので、
監督作品は、全て観るに値する作品なのでしょう。

が、深いテーマなので、さらっと1回見ただけでゲラゲラ楽しめるような
簡単なものでもないのが残念ではありますね。

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日本海大海戦 海ゆかば [映画]

(1983日)日本映画史で軍楽隊を扱った作品はこれだけだそうだ。
日露戦争の日本海海戦の戦艦「三笠」内の人間関係のイザコザがメイン。

主人公が今は亡き沖田浩之。ヒロインが三原順子。身体を売って男のためにトランペットを買ってやる激しい女。沖田を刺すそのキレた気性は、セリフのように政府に向けるべき。
が、国会での質問は野党に任せましょう。

中盤、「別れの曲」が泣けてきます。
(↓は昨年見た映画、名作「別れの曲」。これはマストでしょう)
http://1rin.blog.so-net.ne.jp/2016-07-01

戦闘前夜のドボルザークの第9交響曲、もシンミリきますね。

戦闘中で死傷者が続出する中、沖田の軍規違反での葬送も涙でそうでした。
okita.jpg

131分と長いのですが最後は見て良かったなとシンミリ思えました。


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提督の戦艦 [映画]

(2008露)ロシアの政府系テレビ局が20億出したそうだ。
冒頭の海戦シーンは見事で、機雷の設置とその戦闘での帰趨を
見たことなければ必見でしょう。

が、この艦長は部下の妻と恋に落ちる。
実在のコルチャーク提督の実話なので仕方ないが、
この作品は、ロシア革命によって、提督は革命軍と戦うことを選び、
誇りある人生を送ろうとした硬派な英雄の話なのだが、
不倫ネタが感覚的だが7割を占めており、
他人の色恋に興味がない者にとっては、苦笑する作品でしょう。

が、第1次大戦、ロシア革命、ロシア内戦のこの激動期を扱った作品としては、
極めて見応えのある佳作なのでしょう。

邦題の「提督の戦艦」は不適切で、原題は「ADMIRAL」
俳優の演技は一流でした。素晴らしかったです。


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賀川豊彦の生涯 [映画]

(1980代日)1か月ほど前に見た作品。アニメでよくできていました。
チラッと名前だけしか知りませんでしたが、日本の社会福祉・労働運動・協同組合といった人々の生活に密着した分野に力を注がれ総理候補にまで名前が挙がったとのことでした。
高校や大学の若い頃から人格人望があり、20そこそこで福音を述べ伝えようとする
賀川青年の声が富山敬でもあったので、眩しい限りでした。

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こちらのブログのカテゴリ欄で観た映画数をカウントするため、
いつもと順序が逆ですが、貼り付けます。

私にとっては、ヤマトの古代進、
「タイガーマスク」の伊達直人だったので、
ご老体の賀川の声に違和感があり、楽しみながら鑑賞できました。

で、今wikiで確認すると、銀英伝のヤン・ウェンリーもでした。
999のトチローもかすかな記憶が蘇りました。
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先週の↓投稿に追加
http://vbc-p.blog.so-net.ne.jp/2017-09-15


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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 [映画]

(1995日)『マトリックス』これほどまでに影響を与えていたのかと驚いた。
まず、95年の時点で義体と脳とネットが繋がり、
「人形使い」と言われる肉体を持たない「意思」が誕生し
個体をハッキングし操作する時代を予測して作品として価値を認めらる
クオリティーだった。

生命とは何かと問い、人間は記憶を残さず遺伝子を残すことで生命体として
強化していった。
そのことをAIではない「意思」も追及しようとする。

シリーズの他作品を見ず、予備知識ほとんど無しで本作を見たので、
分かりにくかった。
が、途中で停止しwikiを見るなどして、見終える。

95年に観ていれば、衝撃を受けて、生命や自分というものを
根源から考えることができたのでしょう。


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最後の誘惑 [映画]

(1988米)マーティン・スコセッシ監督の作品。
『沈黙-サイレンス』の丁寧な静的描写だったが、
この作品は過激で、同じ監督の作品なのかと苦笑でした。

原作者の想像による一種のパラレルワールド作品。
ユダの福音書を元ネタとしたイエスとユダの濃密キスシーン。
マグラダのマリアとのラブシーンと子供が生まれる脚本。

大人はウケたのでしょうが、「子どもに見せられない」
ということで、上映禁止運動まで起きたのでしょう。

マグラダのマリアを石打の刑から救うシーン、
ラザロを復活させるシーンなど、迫力と渾身のウィレム・デフォーは見応えありましたね。

自分の母親を「Who are you?」と泣かせるシーンは、
中学生の反抗期かと思わせる監督の悪意に、
「許せない」とキレる人もでてくるのやもしれません。

洗礼者ヨハネの現場にしろ、案外そうかもしれないと、
私にとっては、目から鱗の作品でした。


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マルコムX [映画]

(1992米)202分。中だるみ無しでテンポ良く進行。
黒人解放運動家としてキング牧師と同時代に生きる。

前半は、不良、窃盗、獄中生活、師との出会い。
窃盗罪に白人女性との関係で刑期が加算されたが、
獄中生活で猛勉強する。
後に、学歴を聞かれれば、「刑務所内の図書館」と答えたそうだ。

後半に、活動家として別人となる。

イライジャ・ムハンマドを師と仰いで入信した教団に貢献し、大活躍する。
その数々のシーンにスパイク・リー監督のワザがあり、息を飲みました。

彼の人生を追う本作に、「一般常識」が詰め込まれてもあり、
これは必見でした。

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インフェルノ [映画]

(2016米)私は原作未読でしたので、素直に面白かったですね。
今年は『007』などスパイアクションが皆無だったので、
久々にそっち系統の満足感がありました。

確かに、『ダ・ヴィンチ・コード』と『天使と悪魔』が宗教色濃かったので、
それに期待していたのなら、今回は薄味でしょう。

また、原作のラストを変更しカットしているようですので、
その点でも不満となったようです。

が、原作未読なら、ダンテの『神曲』の予備知識を少し仕入れて、
この作品を鑑賞すれば、普通に面白いと思いますがね。

教会や聖堂を走り廻るシーンは見応えあるでしょう。





<参考>小原克博「ダン・ブラウン『インフェルノ』の世界観を読み解く」


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タクシードライバー [映画]

(1976米)
ベトナム戦争から帰ってきた主人公はタクシードライバーの面接を受けた。
ロバート・デ・ニーロ演じるトラビスという男を通して、
70年代アメリカの治安も含めた「病」を描く。

トラビスは初めてのデートにポルノ映画を選択。
相手も喜ぶと思った。
怒った彼女に振られた後の彼の行動も歪んでいた。

第2次大戦の帰還兵は英雄として迎えられたが、
ベトナム戦争は違った。

アメリカンドリームの裏面のどうしようもない中で、
スコセッシ監督は不器用な帰還兵を描いた。

なるほど2016年の『沈黙 -サイレンス-』と
40年違っても、どこか通じる静寂感がありますね。
どちらも好き嫌いは割れるでしょうね。


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神のゆらぎ [映画]

(2014加)ある町の数組の男女の物語。

看護師の妻と白血病の夫は親夫婦も輸血拒否信仰者だった。
ある男性老人は長年の不倫相手の家に乗り込んだ。

ある30代の男性は罪の償いのために麻薬の運び屋となっていた。

その他の登場人物も合わせ、神の不存在を主張する。

「飛行機が墜落するのは全知全能の神がいないからだ」

とするが、その言葉で動く信仰者はいないだろう。

汚いシーンに参る人も多いでしょう。
話の脚本は、好き嫌いが割れるでしょうね。
感動する人もいるでしょうが、私は疲れました。


無神論者にとっては、「愛」を確認できるイイ作品なのでしょう。





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